CBRO.mのレザーについて

CBRO.mでは、姫路産のレザーを使っています。

姫路のレザーは400年の歴史をもち、国産の約9割の生産を誇ります。

一口に姫路レザーと言っても、その種類は千差万別で現在も新しい革が生み出され、日々進化を続けています。

CBRO.mでは大きく3種類の革をメインとして使用しています。

  • 生成りヌメ革
  • オイルヌメシュリンク
  • おいらせブルー

それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

生成りヌメ革

生成りヌメ革は革のすっぴんとも呼ばれ、何も加工を施していないなのが一番の特徴です。
加工前の状態なので、作家が自由に色を染色したり、カービング(革の彫刻)をしたり非常に自由度の高い革です。

反面、傷やシワが目立ちやすい革でもあるので、傷やシワを好まない方には敬遠されやすい革でもあります。傷やシワと言っても、製造過程でできたものではなく、動物が生きていた頃のケガの痕や虫刺されの痕などがほとんどです。
これらの革はB級品として割安で流通されています。

CBRO.mでは基本的に、これらのB級品を好んで仕入れ、傷やシワなども作品の個性として取り入れています。

CBRO.mの作品の特徴でもある「お絵かきシリーズ」もこの生成りヌメ革を使用しています。

オイルヌメシュリンク

オイルヌメシュリンクはその名の通り、オイルが浸透していて、自然なシボ感のシュリンクがあるヌメ革になります。

とてもしなやかで、モチモチとした手触りがたまりません。
CBRO.mでは主に、スマホケースなどに使っていますが、財布やバッグ等にもぜひ試して欲しい革です。
ヌメなのでしっかり経年変化も楽しめますよ。

おいらせブルー

おいらせブルーと言うのは私が勝手につけた名前ですが、とても鮮やかな発色が特徴的なレザーです。

とにかくこの色が気に入って使っていたところ、地元のふるさと納税関係者の目に留まり、(当時はおいらせブルーと言う名前は使っていませんでした)返礼品に登録していただいたという経緯があります。

この革は、コンビ鞣しと言う製法で作られた革です。
ヌメ革とは違い、経年変化はありませんが、タンニン鞣しとクロム鞣しの両方の良さを併せ持つコンビ鞣しならではの、しなやかさと張り感が特徴です。

最近ではふるさと納税用として使用していますが、普通のオーダーでも使用できますので、こちらもぜひお試しください。